ISO ISOは正式名称を国際標準化機構(International Organization for Standardization)といい、各国の代表的標準化機関から成る国際標準化機関で、電気及び電子技術分野を除く全産業分野(鉱工業、農業、医薬品等)に関する国際規格の作成を行っています。
IEC IECは、正式名称を国際電気標準会議(International Electrotechnical Commission)といい、各国の代表的標準化機関から成る国際標準化機関であり、電気及び電子技術分野の国際規格の作成を行っています。
MSS マネジメントシステム規格(Management System Standard, MSS)とは、ISO/IECと JISCで開発されている、品質マネジメントシステム規格(QMS)であるISO 9000ファミリーや 環境マネジメントシステム規格(EMS)であるISO 14000シリーズに代表される、「組織が方針及び目標を定め、その目標を達成するためのシステム」に関する規格。
参照:規格開発経緯、規格開発組織の構造、規格名称、 審査登録。
JISC 日本工業ニホンコウギョウ標準ヒョウジュン調査会チョウサカイ すばらしい解説カイセツです。
http://www.jisc.go.jp/mss/index.html
工業コウギョウ標準化ヒョウジュンカ 標準化(Standardization)とは、「自由に放置すれば、多様化、複雑化、無秩序化する事柄を少数化、単純化、秩序化すること」ということができます。 また、標準(=規格:Standards)は、標準化によって制定される「取決め」と定義できます。標準には、強制的なものと任意のものがありますが、一般的には任意のものを「標準(=規格)」と呼んでいます。
したがって、工業標準化とは、工業分野における標準化のことであり、我が国では, 国が定める工業標準としてとして日本工業規格(JIS)が制定されています。
工業標準化の意義は、具体的には、自由に放置すれば、多様化、複雑化、無秩序化してしまう「もの」や「事柄」について、経済・社会活動の利便性の確保(互換性の確保等)、生産の効率化(品種削減を通じての量産化等)、公正性を確保(消費者の利益の確保、取引の単純化等)、技術進歩の促進(新しい知識の創造や新技術の開発・普及の支援等)、安全や健康の保持、環境の保全等のそれぞれの観点から、技術文書として国レベルの「規格」を制定し、これを全国的に「統一」又は「単純化」することであると言えます。