有機溶剤による障害の症状とその発生機序一覧
消化器の障害は誤飲によるものが主ですのでここでは記入しません。
◎>○>△の順で毒性が強くなります。
※印は混在するベンゼンによるものです。
作用部位 付 着 吸 収 循 環 蓄 積
皮膚 粘膜 皮膚 粘膜 神経 造血障害 肝障害 腎障害
皮膚 呼吸器 消化器 皮膚 呼吸器 消化器 中枢神経系 自立神経系 末梢神経系
露出 吸入 嚥下 露出 吸入 嚥下
皮膚 のど 気管 肺胞 口腔 胃腸 皮膚 肺胞
症状 かゆみ・炎症(潮紅・腫脹・熱疼痛) 流涙・充血・眼痛 鼻汁過多 せき等 せき・たん等 肺胞炎・肺水腫   悪心・嘔吐・下痢・腹痛       麻酔作用(失神) 頭痛・めまい・視力低下 精神神経症状(不安・短気・不眠・無気力) 立ちくらみ・発汗・冷え感・便秘・悪心・心窩部痛・食欲不振 四肢のしびれ・痛み・萎縮・筋力低下 貧血(全血比重低下)・めまい ウロビリノーゲン陽性・GOT GPT上昇・黄疸 尿蛋白・尿沈渣
物質名
《第1種》
クロロホルム                  
四塩化炭素                
1,2-ジクロルエタン              
1,2-ジクロルエチレン                  
1,1,2,2-テトラクロルエタン              
トリクロルエチレン              
二硫化炭素              
《第2種》
アセトン                      
イソブチルアルコール                
イソプロピルアルコール                
イソペンチルアルコール                  
エチルエーテル                  
エチレングリコールモノエチルエーテル              
エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート                
エチレングリコールモノブチルエーテル                
エチレングリコールモノメチルエーテル                  
オルト-ジクロルベンゼン                
キシレン             ○※
クレゾール                
クロルベンゼン                
酢酸イソブチル                    
酢酸イソプロピル                    
酢酸イソペンチル                    
酢酸エチル                      
酢酸ブチル                    
酢酸プロピル                    
酢酸ペンチル                    
酢酸メチル                      
シクロヘキサノール                  
シクロヘキサノン                  
1,4-ジオキサン                
ジクロルメタン                    
N,N-ジメチルホルムアミド              
スチレン                    
テトラクロルエチレン                
テトラヒドロフラン                
1,1,1-トリクロルエタン                  
トルエン               ○※
ノルマルヘキサン                    
1-ブタノール                
2-ブタノール                  
メタノール                
メチルイソブチルケトン                
メチルエチルケトン                      
メチルシクロヘキサノール                  
メチルシクロヘキサノン                
メチルブチルケトン                  
《第3種》
ガソリン                  
コールタールナフサ                
石油エーテル                    
石油ナフサ                    
石油ベンジン                    
テレビン油                    
ミネラルスピリット